医療レーザー脱毛の仕組み

医療レーザー脱毛の仕組み

公開日:2022年01月10日 更新日:2022年06月13日

医療レーザー脱毛の仕組み

最近、メンズ脱毛の領域でも注目を集めているのが、医療レーザーによる脱毛です。永久脱毛が期待できることから、毎日のひげ剃りやムダ毛処理に悩む男性が取り組むことが多いようです。
しかし、具体的にどのような仕組みで脱毛ができるのか、エステサロンで受けられるいわゆる光脱毛とは何が違うのか、詳しくは分からない方がおられるかもしれません。
そこでこのコラムでは、医療レーザによる脱毛の仕組みについて、できる限り詳しく解説いたします。

毛が生える仕組み

それでは、まずわたしたちの毛が生える仕組みを先にご説明します。

毛乳頭と毛母細胞について

毛が生える仕組みを理解するためには、2つの解剖学的構造物を知る必要があります。それが毛乳頭と毛母細胞です。
毛は皮膚の表面から見えている毛幹部と、皮膚の下にある毛根部(あるいは毛包部)に分けられます。
毛根部の先端部分は毛乳頭と呼ばれ、毛が生えていくための司令塔のような役割を果たしています。具体的には毛細血管から栄養分を受け取って、毛母細胞に届けたり、毛を脱落させて新たに成長させる指示も出したりしています。
毛母細胞は毛を成長させる源です。毛乳頭からの指示を受け、毛母細胞は毛を生み出し、分裂することで毛を成長させていきます。ここは毛の源ですから、毛母細胞が死滅すると毛が生えなくなりますし、逆にいくら周辺組織がダメージを受けても、毛母細胞が残っていれば、いずれ毛が生えてくる可能性があります。

毛周期とは

毛が生まれ、成長して抜け落ちるまでの過程を毛周期と呼びます。
まず成長初期と呼ばれる段階では、毛母細胞で毛が生まれ、育ち始めます。
次に成長期に入ると、毛が伸び、かつ太く成長します。ときに2〜6年も成長期が持続します。この時期は、毛根部が活発に活動しており、医療レーザーの影響を最も受けやすい時期でもあります。
成長期が終わると、毛根部が小さくなっていき、毛の成長が止まる退縮期が始まります。そして毛が抜け落ちてしまいます。
抜け落ちたあとは休止期に入ります。この時期は、毛の生成が行われることありません。3〜4ヶ月が経過すると、再び成長初期が開始されるようになります。
これが毛周期の1サイクルです。

医療レーザーが毛に作用する仕組み

では医療レーザーがどのようにして、毛に作用しているのかについて解説します。

レーザーの種類と特徴

一言で医療レーザーといっても、実は複数の種類があり、それぞれ特徴があります。
脱毛に使う医療レーザーには、主にアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、Nd:YAGレーザーがあります。
アレキサンドライトレーザーは、古くから医療脱毛に利用されており、他のレーザに比べて波長が短く、治療のターゲットにする色素に非常によく反応する特徴があります。
波長が短いと皮膚に深く浸透しないため、痛みが軽く済むメリットがあります。他方、産毛の治療や色素沈着のある皮膚には使いづらいデメリットがあります。
ダイオードレーザーは、中程度の波長を持つため、幅広い部位の脱毛に利用できる特徴を持ちます。周囲の皮膚に傷害を与えるリスクも低いため、とても汎用性の高いレーザーになっています。
Nd:YAGレーザーは波長が長いため、皮膚の深いところまで浸透させることができる特徴を有します。皮膚の深いところに浸透すると、色素沈着をしている皮膚の奥の層にレーザーを届けることが可能となり、より確実に脱毛効果をあげることも可能となります。ただし他のレーザーよりは痛みが強いデメリットがあります。

医療レーザーに脱毛作用がある理由

医療レーザーの脱毛効果は、色素と関係しています。わたしたちの毛の色が黒いのは、メラニンという色素を含むからですが、医療レーザーはこのメラニンによく吸収されます。
吸収されたレーザーは熱を発します。特に毛根部に熱のエネルギーは集中され、そのエネルギーが毛母細胞を含む周辺組織を破壊します。毛母細胞は毛が生えてくるための源でしたから、毛母細胞が破壊されてしまうと、毛は生えてくることができなくなってしまいます。
そのため、医療脱毛では永久に毛が生えてこない、永久脱毛が可能になるのです。なお毛根部が破壊されてしまうと、残っている毛は数週間以内に抜け落ちます。

医療レーザー脱毛が複数回の照射を必要とする理由

このように毛が生えてくる源から断ち切ってしまう医療レーザー脱毛ですが、確実に永久脱毛を達成するためには、複数回の施術が必要となります。その理由は毛周期と関係があります。
医療レーザーは色素に反応しますので、成長期にある毛にしか反応させることができません。つまり休止期にある毛根部には、いくらレーザーを照射しても効果を発揮させることができないのです。
皮膚の表面から見える毛につながる毛根は、成長期や退縮期にありますので、休止期にある毛根があることをイメージすることは難しいかもしれませんが、実際は見えない毛根では次に生える毛を準備しています。
したがって、休止期を終えた毛根が再び成長期に入る頃を見計らって、再び照射をすることが必要になります。
体の部位によって毛周期のサイクルは異なりますが、およそ2〜3ヶ月おきに施術が必要となることが一般的です。

【まとめ】医療レーザー脱毛の仕組み

医療レーザーによる脱毛の仕組みについてご説明しました。
まだ充分に理解することができないかもしれませんが、そのような場合は当院の担当者に相談をしてみてください。丁寧にご説明させていただきます。
当院としても、患者様自身がしっかりと理解して施術を受けることで、満足のいく脱毛につながると考えています。

医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長

野田知路Noda Tomonori

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。

常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

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当サイトの監修医師 医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

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