医療脱毛は何歳からできる?中学生・高校生でもリスクはない?
公開日:2021年12月27日 更新日:2023年11月29日
大人でもムダ毛はもちろん気になりますが、思春期に入るとなおさらムダ毛は気になりますよね。
最近は、肌に対する意識も年齢が低いうちから強くなっています。授業や制服で肌の露出がある中、ムダ毛があってコンプレックスになっている子供も。
医療レーザー脱毛は、施術を受けた箇所の毛は「永久脱毛」されるので、年齢が低いほど長い間「ツルスベ肌」を実感できます。
しかし、親御さんからは「年齢が低いうちから脱毛させるのは心配」という声も多く聞かれます。
この記事では、未成年の医療脱毛について解説します。
この記事を読むことで、医療脱毛が受けられる年齢やリスクが理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 何歳から医療脱毛が受けられる?
- 未成年が医療脱毛をするメリット
- 未成年で医療脱毛をするリスク
- 大人になってからまた毛が生えてくることはある?
目次
何歳から医療レーザー脱毛を受けることができる?
結論から言うと「医療レーザー脱毛に年齢制限は特にありません」。施術自体は何歳でも可能で、小学校低学年でも受けることはできます。
しかし、実際には医療レーザー脱毛も「医療行為」にあたるので、「副反応」はつきものです。そこで「脱毛で得られるメリット」と「レーザー治療に伴うデメリット」を説明して事前カウンセリングを行ってから施術します。
未成年でレーザー脱毛を希望された場合、リスクに対する理解が不十分なまま施術を行って「こんなはずではなかった」と思われてしまうと、双方に対してよくありません。そこで、ほとんどの医療機関では、保護者の同意書や同伴が必要など、一定の条件を設けているのです。
また、年齢とともに起きるホルモンバランスの変化によって、毛の質や濃さ・量なども変わってきます。永久脱毛をしたにも関わらず、ホルモンバランスの変化により毛が濃くなると「毛がまた生えてきた」と考えてしまうこともしばしばです。
そこで、ホルモンバランスもある程度整い、毛の量や濃さが一定になってくる年齢が「15歳・16歳」くらいなので、15~16歳を目安に医療レーザー脱毛を勧める医療機関が大部分を占めています。
医療レーザー脱毛を未成年から受けることのメリット
では、医療レーザー脱毛は「医療行為」であり、レーザー脱毛による副反応やリスクがあることはお話しました。それでも「未成年」から医療レーザー脱毛を受けるメリットはなんなのでしょうか。
例えば、以下のようなメリットが考えられます。
永久脱毛による恩恵を得られる期間が長い
医療レーザー脱毛の特徴は「施術を受けて毛根がなくなった場所から、毛が生えてこなくなる(永久脱毛)」が特徴です。
そのため、医療レーザー脱毛を早くから受けていれば受けているほど、永久脱毛による恩恵を長く受けられることになります。
例えば、一番わかりやすい例が「自己処理」です。毛を自己処理することによってカミソリ負けし、肌荒れしやすくなる可能性は回数と共に比例します。
しかし、医療レーザー脱毛を年齢が若いうちから行っておくと、毛を自己処理することはほとんどなくなるので、ニキビや肌荒れするのを減らしてくれるのです。
コンプレックスがなくなる可能性
未成年の時期か多感な時期であり、自分に対するコンプレックスを持つようになるもの。
- どうして自分だけがこんなにムダ毛が多いのか
- 友達と比較して、肌荒れも多く、毛が多くてみっともない
- あの子のような、もっとキレイでムダ毛を気にしない肌になりたい
など人には言えない悩みを抱えて、辛い思いをされている方も多くいます。そうしたコンプレックスが、日常生活や勉学を励む上で支障になることもしばしば経験します。
そうしたコンプレックスを早く解消することで、本来の生活を取り戻し、コンプレックスのない自信のある自分にすることができる可能性があります。
医療レーザー脱毛を未成年が受けることのリスクとは?
では、一方で医療レーザー脱毛を未成年のうちから受けるリスクはなんなのでしょうか。例えば以下があげられます。
医療レーザー脱毛がもともと持っている「リスク」がある
例えば、医療レーザー脱毛による副反応として以下があげられます。
- 毛嚢炎(もうのうえん): 毛に雑菌が入ることで、毛穴に炎症が生じることです
- 火傷(やけど): 非常に稀で軽度ですが、レーザー脱毛による熱エネルギーで肌自体が火傷をきたすことです
- 肌の炎症: レーザー脱毛による反応で、一時的に肌自体が炎症を生じてかゆみやかぶれなどを生じやすくなることです
- 乾燥肌: レーザー脱毛で肌の水分が失われ、一時的に肌が乾燥しやすくなります
- 硬毛化: 非常に稀で発症機序は明確には不明ですが、レーザー脱毛を行うことで、毛が硬くなったり、毛が増えることがあります
このようにレーザー脱毛も安全で治療が確立された施術方法とはいえ、リスクがないわけではありません。また、ホルモンバランスが成熟していない状態の場合、毛嚢炎などは起こりやすくなると予想されます。
照射部位から再度ムダ毛が出てくる可能性がある
前述でも書きましたが、ホルモンバランスがまだ整っていない状態で、医療レーザー脱毛を行うと、産毛で薄くなっていた箇所が濃くなって、「ムダ毛」として目立ってしまう可能性があります。
その場合、「レーザー脱毛したのにまた毛が生えてきた」と脱毛の効果を実感しにくいことも。
施術前後のアフターケアを念入りに行う必要がある
リスクを軽減するために、日焼け止めや保湿剤などアフターケアをしっかりする必要があります。
特に中学生や高校生の場合、授業や部活などで汗をかきやすく、直射日光があたりやすい時期でもあるので、肌荒れを起こしやすくなります。
通常の社会人よりも、しっかり保湿して日焼け止めクリームを塗ったり、直射日光に当たらないようにすることがとても大切です。
医療レーザー脱毛を未成年が受けるのは早い?
ここまでみてきたように、ムダ毛が生えていることに強いコンプレックスをお持ちの場合など、医療レーザー脱毛を受けたほうがよいと考えられるケースも多々あります。
そのため、一人一人真剣に考えて施術を受けたほうがよいか、事前カウンセリングを行います。
なお、未成年で医療レーザー脱毛を受けるには、医療脱毛によるメリットとデメリットを保護者の方と十分検討していただいた上で、施術を行うことになります。
未成年の方は、医療レーザー脱毛を親権者の方の許可をなくして行うことはできません。カウンセリングの時に、親権者様の同意書が必要となりますので、ご注意ください。
【まとめ】医療脱毛は何歳からできる?中学生・高校生でもリスクはない?
未成年の医療脱毛について解説しました。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 医療レーザー脱毛の施術自体は、年齢制限はなく、受けることはできる
- 未成年が医療脱毛をする場合、ホルモンバランスが整う、15~16歳を目安に始めるのがおすすめ
- 未成年で医療脱毛を受けるメリットは、ムダ毛のない状態を長くキープでき自己処理による肌トラブルを避けられる
- ムダ毛によるコンプレックスから解放される
- 医療脱毛の一般的なリスクのほか、ホルモンバランスの影響で照射部位からまた生える可能性もある
- 未成年が医療脱毛を受けるには、親権者の同意が必要
中学生や高校生が医療脱毛を始めるには、カウンセリングで保護者の方と十分に話し合うことが大切です。
メンズトイトイトイクリニックでは、無料でカウンセリングを実施しております。
お子様の肌質についても医師が診断し、施術によるメリットやデメリットについても詳しくご説明いたします。
未成年者の医療脱毛について、ご不安や疑問などありましたら、カウンセリング時にご相談ください。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。