ダーマペンと水光注射の違いを徹底比較!【費用・効果・回数・ダウンタイム・リスク他】
公開日:2022年02月18日 更新日:2023年12月27日
近年、美容医療で美肌になると注目されている「ダーマペン」と「水光注射」。
最近は女性だけでなく、肌を意識する男性にも人気が高まっています。
一方、ダーマペンと水光注射はいずれも極細の針を使うことから、施術方法や効果を混同してしまう方も多いようです。
期待している美容効果を得るためには、それぞれの違いを知り、どちらが自分に適した施術であるかを理解することが大切です。
この記事では、ダーマペンと水光注射の施術方法の違いと、それぞれの美容効果について解説いたします。
この記事を読むことで、自分にダーマペンと水光注射のどちらが合っているのかを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- ダーマペンと水光注射の違いがよくわからない
- 自分にはダーマペンと水光注射のどちらが合っているのか知りたい
- ダーマペンと水光注射それぞれの費用、施術回数はどのくらいか?
- リスクが高いのはダーマペンと水光注射のどちらなのか?
- ダーマペンや水光注射を受けられない条件は?
目次
ダーマペンとは
ダーマペンは、超極細針を皮膚の表面に非常に細かく、密集して穴をあけていく治療方法のこと。ダーマペン4では、16本の33Gという超極細針が1秒間に120回振動し、1秒間に1,920個の穴をあけることができます。超高密度に穴をあけていくことで、皮膚の再生力を促すとともに、そこからさまざまな美容成分を浸透させやすくする効果があります。
またペンタイプのため、垂直に針が入るため、お肌への損傷が少なく、痛みや出血も抑えられていることも特徴の1つです。また、痛みや肌質などに合わせて針の深さを細かく調節することもできます。
水光注射とは
水光注射とは、皮膚のごく浅い層(0.4~0.6㎜)に、32Gという超極細針を用いて、ヒアルロン酸などの有効薬液を注入する方法です。1回に超極細針が5本から9本ほどついていて、各種成分を350ショット打ち込むので、3,000個の穴から、有効成分を浸透させることもできます。
ダーマペンのような自己再生力を促す効果が期待できると同時に、自動的に薬液がうち込まれるのが特徴になります。ダーマペンと同様に垂直に薬液が打ち込まれるので、肌の負担が少ないのも特徴のひとつです。
薬液が注入されることで、水を吸ってふっくら膨らむようなイメージから「水光注射」と名付けられました。
ダーマペンと水光注射の違いは?
ダーマペンは、超極細針をさすことで肌の再生力を促す効果が中心に対して、水光注射は、肌の内側から薬液を注入することによる効果が中心になるのが、主な違いです。
まとめると、次のようになります。
水光注射 | ダーマペン | |
特徴 | ・皮膚から美肌成分を直接肌に注入する方法 ・ダーマペンと似たような肌の再生力も期待できる ・吸引しながら針を刺して薬液を注入するため、痛みが少ない |
・超極細針を高密度にあけることにより、肌の再生力を促す方法 ・そのあとに美肌成分を浸透させることで、薬液による美肌効果も期待できる |
おすすめな方 | ・薬液注入による美肌効果を中心に考えている方 ・顔全体のエイジングケアをしたい方 ・肌の内側からハリのある若々しい肌を求める方 |
・肌の再生力を促す効果を主に期待したい方 ・なめらかで美しい肌を期待される方 ・細かい箇所も対応したい方 |
痛み | 弱い | 弱い~やや強い ※麻酔クリームを使用して無痛状態で施術 |
ダーマペンと水光注射の費用と回数は?
ダーマペンと水光注射の費用と回数についての比較を見ていきます。
回数
どちらもお肌の状態にもよりますが、基本的に4週間(最短2週間)に1度の間隔で行うのが一般的です。ただし、部位や改善したいポイントによって大きく異なりますので、ぜひ担当医師・スタッフに相談してみてください。
費用
費用は安く受けられるクリニックの場合、以下が相場となります。(施術代・診察料込み)
ダーマペン | 顔全体 1回 | 15,000〜20,000円程度 |
---|---|---|
水光注射 | 顔全体 1回 | 7,000〜15,000円程度 |
ダーマペンと水光注射のリスクは?
ダーマペン・水光注射も安全性は高いとはいえ、リスクは多少あります。例えば、次のようなことも考えられます。
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まれに内出血することがある
どちらの施術も32G・33Gという非常に細い針だったとしても、目の下の皮膚の薄い部分に施術した場合など、まれに赤みや内出血が起きる可能性があります。
赤みは1日程度で収まりますが、内出血は治るまでに1週間程度必要な場合もあります。ただし、内出血はもともと超極細針を使用しているので、メイクで隠せるほど軽い症状であることがほとんど。不安な方は、治療後1週間程度は大切な予定を入れないようにするとよいでしょう。
痛みを感じることがある
どちらの施術も超極細針とはいえ、針を使った施術なので、痛みを感じることがあります。痛みの程度は大きくなく、麻酔がなくても耐えられる方もいるほどです。
ただし、痛みは個人差が大きいので、痛みを緩和するために麻酔クリームを使用し、痛みに対して十分ケアしてから施術を行ってまいります。ご不安な方は事前に相談しておくとよいでしょう。
施術ができない方がいる
例えば、次のような方は、どちらの施術も受けられないことがあります。
- アトピー性皮膚炎が強い方
- 重度の糖尿病や免疫不全がある方
- 金属アレルギー(特にステンレス)がある方
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方
持病を確認していただき、あらかじめ持病で施術が受けられるか確認するようにしましょう。
ダーマペンと水光注射の比較まとめ
ダーマペンと水光注射の違いについて、リスク・ダウンタイム・効果・費用・回数なども含めて解説しました。
この記事では、下記のようなことを理解できたのではないでしょうか?
この記事のポイント
- ダーマペンは超極細針を高密度に打ち込んで肌の再生を促進させる施術であるのに対し、水光注射は極細の針で美容成分を肌に注入して美肌に導く施術である
- ダーマペンは肌の再生を促す効果を期待したい方に向いており、水光注射は薬液注入による美肌効果を得たい方に適している
- ダーマペンと水光注射の施術回数はどちらも、基本的に4週間に1度(最短2週間に1度)のペースが望ましい
- 価格の相場は、水光注射が1回7,000円から15,000円であるのに対し、ダーマペンは1回15,000円から20,000円と、ダーマペンのほうが高額となる
- ダーマペン、水光注射ともに比較的リスクは低いものの、施術中に痛みを感じたり、ダウンタイム期間内に内出血を起こしたりする可能性がある
- ダーマペン、水光注射いずれもアトピー性皮膚炎の症状が重い方、重度の糖尿病、免疫不全の方、金属アレルギーの方、妊娠中・妊娠の可能性がある方は施術を受けることができない
理想の肌質に近づくためには、担当医師またはスタッフにダーマペン、水光注射のどちらが自分に向いているか相談することが大切です。
メンズトイトイクリニックでは、無料カウンセリングを随時受け付けております。お肌に対する悩みを美容の専門家に相談したい時には、ぜひ当院にお問い合わせください。
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監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。