メンズヘアアートメイクのメリットとデメリット
公開日:2021年12月23日 更新日:2023年11月13日
アートメイクときくと、眉毛のアートメイクを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。アートメイクは眉毛のほかに、アイライン、ヘアライン、リップラインと、さまざまな部位に応用でき、コンプレックスの解消に大いに役立つ技術です。
では、アートメイクのなかでも男性のヘアラインアートメイクはどのような人にとってメリットがあるのでしょうか。
この記事では、男性のヘアラインアートメイクについて解説します。
この記事を読むことで、男性がヘアラインにアートメイクを施すメリットとデメリットなどが理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 男性のヘアラインアートメイクって何?
- ヘアラインアートメイク施術の流れ
- ヘアラインアートメイクのメリット・デメリット
目次
メンズヘアラインアートメイクとは?
メンズのヘアラインアートメイクとは、どのようなものなのでしょうか。
ヘアラインアートメイクの特徴や施術の流れ、どんなクリニックを選ぶべきなのかについてご紹介します。
ヘアラインアートメイクとは
ヘアラインアートメイクは、髪の生え際に特殊な色素で髪の毛を描く技術です。専用の針で皮膚に浅い傷をつけインクを注入することで、立体的に毛並みを表現します。
傷といっても、表皮に0.02㎜から0.03㎜のごく浅いものであるため、半永久的に消えないタトゥーとは異なります。皮膚内部に色素を入れるため水や汗で消えることはなく、手でこすっても落ちないという特徴があります。
ヘアラインアートメイクの流れ
クリニックでまずはカウンセリングを受け、アートメイクに関する説明を受けます。アートメイクをするにあたり、体調やアレルギーなど健康状態等も確認します。
次にデザインを決めるにあたり、どのようなヘアラインにしたいのか、理想のデザインをスタッフとすり合わせていきます。どのような悩みを解消したいのかなど具体的に伝えられるよう、ある程度理想のデザインを考えておくとスムーズに伝えることができます。
そのうえで黄金比や肌質、顔全体のバランスをみながらオリジナルデザインをスタッフに提案してもらえるでしょう。このように、ご自身の理想と照らし合わせながら、ヘアラインのデザインを決めます。
施術当日は、麻酔クリームを塗布するところから始まります。麻酔がきいたのを確認してから、インクのついた専用のニードルでヘアラインを描いていきます。インクは髪質や肌質を考慮して、最適な色合いを調合してくれるでしょう。
このような流れで施術まで行われていきます。
クリニックを選ぶときのポイント
アートメイクは、日本では医療行為だということをご存知でしょうか。
医師法ではアートメイクの施術者は、医師または看護師の免許を持つ者、施術場所は医療機関内と定められています。そのため、アートメイクはサロンなどではなく、クリニックなどの医療機関で受けることが大切です。
そのうえで、男性のアートメイクの症例数も多く、メンズのデザインにも精通したアーティストがいるクリニックを選びましょう。症例写真も確認したうえでクリニックを選ぶと仕上がりがイメージしやすく、理想通りのヘアラインに近づけることができます。
メンズヘアラインアートメイクのメリット
メンズへアラインアートメイクには、どのようなメリットがあるのでしょうか。男性が生え際にアートメイクを施すことで得られるメリットについて、詳しくご紹介します。
生え際の薄毛が解消される
年齢を重ねるほどに、生え際の薄毛や後退が気になるという男性は多いのではないでしょうか。
ヘアラインの毛量が少なくなると、一気に老け込んで見えてしまうもの。特に、額がM字型に後退していく薄毛は年齢に関係はないといわれており、20代から気になりはじめる方もいます。
気になるからと前髪を伸ばして隠すと隙間ができてしまい、かえって薄く見えてしまうことがあり、なにかと面倒なケアともいえます。かといって植毛や薬物治療をするほどではない、もしくはしたくないという方にとって、ヘアラインのアートメイクは救世主となり得るかもしれません。
ヘアラインのアートメイクは、髪の毛並みを立体的に描くことができるため、毛量が増えたように見せることができます。そのため、生え際のスカスカした印象がなくなり、若々しく見えるようになるのです。前髪で隠す必要もなくなり、むしろ前髪を短くしたりあげたりと生え際を出すことでより自信を持てるようになるでしょう。
ヘアラインアートメイクは、期間を空けて2度ほど施術をすれば、1年から3年ほど美しい状態をキープすることができます。その間、増毛やカツラのような毎月のメンテナンスがなく、快適に過ごすことができます。手入れが必要ないため、忙しい方や時間を有効に使いたい方にとって、メリットの多い薄毛の解消法だといえます。
さまざまなヘアスタイルを楽しめる
ヘアラインのいびつな形や左右非対称、薄毛、おでこが広いなど、生え際にまつわる悩みを抱えている方は、前髪で生え際を隠せるようなヘアスタイルを選ぶしかなかったり、毎朝のスタイリングでヘアセットをしたり、時間や手間をかけているかもしれませんね。
しかし、ヘアラインのアートメイクで生え際のラインを調整したり、毛量の少なく地肌が透けて見える部分を補ったりすることで、髪の毛で隠す必要がなくなります。そのため、ヘアスタイルの自由度が上がり、前髪をすべてあげたオールバックはもちろん、スキンヘッドであっても生え際をアートメイクできれいな形に整えることができるので、心置きなく挑戦することができます。
ヘアスタイルにおいて、生え際などのコンプレックスを隠すために同じスタイルや分け目にしていると、特定の地肌が紫外線にさらされ薄毛になりやすくなります。できるだけ定期的に分け目を含めてヘアスタイルを変えることで、同じ部位に負担をかけないようにすることも大切です。
頭皮を守るためにも、ヘアラインアートメイクでさまざまなヘアスタイルに挑戦してみましょう。
水や汗を気にせずアクティブになれる
アートメイクは皮膚に施術することで、一般的に1年から3年ほどは持続します。その間、水や汗などで落ちる心配がないため、生え際を気にせず行動することができるのです。
増毛や増毛パウダーの場合は、水や汗に弱いため増毛部位に配慮する必要があり、プールや海水浴、サウナ、温泉などのレジャーに制限ができてしまうもの。アートメイクの場合は、このような制限がないため、思い切り楽しむことができます。
コンプレックスを解消するためとはいえ、行動に制限ができてしまっては本末転倒。アートメイクであれば、制限されることなくコンプレックスも解消できるでしょう。
小顔効果がある
ヘアラインアートメイクは、小顔効果を期待することができます。
生え際の後退やおでこの広さが理由で顔が大きくみられがちであれば、アートメイクでヘアラインを調整することも可能です。アートメイクで生え際の形を整えたり、頭髪部位を広げたりすることで、ヘアラインをすっきりと整え顔を小さく見せることができるのです。
ダイエットやマッサージでは時間がかかりますが、ヘアラインのアートメイクであればすぐに効果を得ることができるので、早く小顔にしたい方にとっても最適です。
メンズヘアラインアートメイクのデメリット
メンズのヘアラインアートメイクには多くのメリットがありましたが、デメリットはどうでしょうか。
男性にとっても魅力的なアートメイクですが、デメリットもチェックしておくことで、失敗や後悔を回避できるようにしておきましょう。
時間の経過とともに色素が薄れる
アートメイクは表皮にインクを注入する技術であるため、半永久的に消えないというわけではなく、皮膚の新陳代謝によって色素が薄くなっていきます。古い角質とともに注入した色素が剥がれ落ちてしまうため、メイクが薄れていくのです。
アートメイクの持続性は皮膚の新陳代謝と大きく関係しているので、新陳代謝が乱れないようにすることがアートメイクの持ちをよくすることにもつながります。新陳代謝が早すぎたり遅すぎたりして乱れると、色素が薄れるだけでなく、肌の状態も悪化してしまいます。新陳代謝を正常に保つために、規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めないといった生活習慣も見直すことができるとよいでしょう。
また、洗顔の際に強くこすったり、ピーリングをしすぎたりすると、角質が剥がれやすくなり、肌のターンオーバーを早めてしまいます。また、日焼けによる乾燥も代謝を早めるので、普段よりは注意するようにしましょう。
ダウンタイムが必要
アートメイク後は色素を皮膚内に定着させ、針によってできた傷の回復を促すためのダウンタイムをとる必要があります。
ダウンタイムは1週間程度となり、この期間は安静に過ごすことが大切です。赤みや腫れ、かゆみが出ることがありますが、できるだけ掻いたり触れたりしないよう注意しましょう。
紫外線や汗、雑菌などの外部刺激から施術部位を守り、清潔に保つためにも、クリニックで処方されたワセリンや軟膏による保湿ケアも忘れずに。また、入浴や激しい運動、飲酒にも注意し控える必要があります。
施術から1週間ほど経つころには傷が回復し、かさぶたが自然に剥がれていきます。ダウンタイムは安静に過ごす必要があるので、スケジュールを確認したうえで施術日を決定するようにしましょう。
痛みを伴う
アートメイクは針を使用するため、痛みがあります。しかし、クリニックであれば麻酔クリームを塗布することができるので、心配はないでしょう。
耐えられないほどの痛みではないため、施術中に寝てしまう人もいるほどです。しかし、体質によっては麻酔が効きにくい方もいるので、事前にスタッフに伝えておくことが大切です。その方に合った麻酔の量を調節したうえで、施術してくれるでしょう。
施術日に合わせて、体調を整えておくことで痛みを抑えることができます。体調が悪いとより痛みを感じやすくなるため、前日の飲酒は控え、睡眠を十分に取ったうえで施術に臨みましょう。
ヘアラインのアートメイクでコンプレックスを即解消!
男性のヘアラインアートメイクについて解説しました。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- ヘアラインアートメイクとは、髪の生え際にインクで髪の毛を描く技術のこと
- 皮膚内部に色素を注入するため汗や水でも落ちない
- ヘアラインアートメイクは、まずカウンセリングで体調やアレルギーの有無を確認、デザインを決定、施術当日は麻酔クリームを塗布して専用のニードルで専用の色素を注入する
- ヘアラインアートメイクのメリットは、1~3年ほど持続し、薄毛のカモフラージュや小顔効果が期待できる
- デメリットは、経年劣化や施術の痛み、ダウンタイムが必要であること
ヘアラインアートメイクは、多くの男性が抱える薄毛にも効果が期待できます。
アートメイクは、もはや女性だけの美容医療ではありません。男性のコンプレックスの解消にも大いに役立つヘアラインアートメイク。
少しでも生え際に不安があるなら、ヘアラインアートメイクも解決の選択肢のひとつとして検討してみてください。
メンズトイトイトイクリニックでは、実績豊富なトップクラスのアートメイクアーティストによるヘアラインアートメイクが受けられます。ヘアラインアートメイクの症例写真もホームページに掲載しているのでぜひご覧ください。
自然な仕上がりにご興味を持たれた方は、無料のカウンセリングをご利用ください。
参考文献
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。