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アートメイクのダウンタイムと効果的なアフターケアとは

アートメイクのダウンタイムと効果的なアフターケアとは

公開日:2022年02月18日 更新日:2023年12月08日

アートメイクのダウンタイムと効果的なアフターケアとは

人と接する機会が多いからこそ第一印象をよくしたい、リモート会議など画面上に映し出される顔の印象をよくしたいなどさまざまな理由から、身だしなみにも時間と手間をかけているビジネスマンも多いことでしょう。
そして、忙しいからこそ「身だしなみにかける時間は短縮したい!」「好印象にしたい!」という男性を中心に人気を集めているのが、メンズアートメイクです。
アートメイクといえば、眉のアートメイクが有名ですが、その他にもリップ、アイライン、ヘアラインなど、身だしなみを整えるためのアートメイクが多数あります。
メイクをしない男性だからこそ、アートメイクによる印象の変化が著しく、やってよかったと満足される方の多い美容医療のひとつといえます。
このように注目されているメンズアートメイクですが、満足のいく仕上がりを手に入れるためには、ダウンタイム中の過ごし方やアフターケアがカギを握っていることをご存知でしょうか。

この記事では、アートメイクのダウンタイムについて解説します。
この記事を読むことで、ダウンタイム中の過ごし方や効果的なアフターケアについて理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな事がわかる

  • アートメイクのダウンタイムはどのくらい?
  • アートメイクのダウンタイムは部位別で変わるの?
  • アートメイク後の効果的なアフターケアは?
  • ダウンタイム中は何に気をつけて生活したらいい?

アートメイクのダウンタイムとは?部位別にチェック!

アートメイクは針で皮膚にインクを注入するため、肌にダメージがかかります。
施術によって傷ついた皮膚が回復し安定した状態に戻るまでの期間をダウンタイムといい、この期間の過ごし方やアフターケアの方法によって、アートメイクの仕上がりが大幅に変わってしまいます。
また施術する部位によっても、ダウンタイム中の症状や注意点には違いがあります。まずは、眉毛、リップ、アイライン、ヘアラインという4つの部位別にダウンタイムの長さや生じやすい症状、注意点についてチェックしておきましょう。

眉毛のダウンタイムと注意点

眉毛が薄い、左右非対称、手入れに時間がかかるなど、眉毛にまつわるコンプレックスの解消や印象を良くしたい、イメージを変えたいなど、他人に与えるイメージを容易に変えられると評判なのが眉毛のアートメイクです。
眉毛のダウンタイムは、一般的に1週間程度といわれています。施術から3日間程度は、色が濃く見えるため違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、注入したインクがすべて定着するわけではなく、かさぶたとともに剥がれたり、皮膚の新陳代謝によって色素が抜けたりするため、多めにインクが注入されている場合があります。そのため、施術直後はどうしても濃く見えてしまいますが、薄くしようとむやみに擦らないことが大切です。
4日目あたりからかゆみや痛みが強くなり、かさぶたがでてくるでしょう。1週間が経つころにはかさぶたも落ち着き、ダウンタイムが終わります。

リップのダウンタイムと注意点

男性がリップのアートメイク?と思われる方もいるかもしれませんね。黒くくすんだ唇の血色を良くしたり、唇の厚さを出したり、唇のぼやけた輪郭をはっきりさせたりなど、口紅のように色を入れるという目的以外にも、リップにまつわる悩みを解消してくれるのが、リップアートメイクです。
リップのダウンタイムは、1週間から10日間ほどかかります。リップは皮膚が薄いため腫れやすく、施術直後はしわが薄れ立体的なぷっくりとした唇になります。
2日目以降は、火傷(やけど)をしたようなヒリヒリとした痛みもありますが、腫れは落ち着いてくるでしょう。
3日目以降は、かさぶたのように皮膚がぽろぽろと剥がれ始めます。唇がまだら模様になるため、手でむいてしまいたくなりますが、触らないように注意が必要です。
リップの施術後は、辛いものや熱いもの、アルコール、コーヒーや紅茶などの刺激のある飲食は控えましょう。
飲み物もストローを使うなどして、唇への刺激を減らすことが大切です。飲食をしたら清潔なもので唇をこまめに拭い、唇に飲食物がついたままにならないように注意しましょう。
また、リップは口唇ヘルペスという感染症を発症する恐れがある部位です。一度、単純ヘルペスウイルス1型というウイルスに感染すると体内に潜伏し、免疫力が低下したり、アートメイクのような刺激が加えられたりした際に症状がみられるようになり、水ぶくれのような状態になります。
アートメイクをした後は、安静に過ごし唇に刺激を与えないように過ごすことが大切です。水ぶくれの症状が出た場合は、速やかにクリニックに相談するようにしましょう。

アイラインのダウンタイムと注意点

アイラインは目元を強調し、印象的にすることができます。メイクというより、目元の印象を変える手段ともいえ、ポジティブな雰囲気をプラスしたい、記憶に残りやすくなりたいなど、ビジネスの場面でもメリットの多いアートメイクのひとつといえます。
また、普段からメイクをしている男性にとっても、アイラインをひくのはコツのいる手間のかかるメイクであるため、アイラインをアートメイクで入れてしまえば、身支度の時間も短縮できることでしょう。
アイラインのダウンタイムは、1週間以上かかることがあります。アイラインの皮膚は薄くデリケートであるため、腫れやすい傾向があります。施術直後から腫れはじめ、2日目も腫れぼったい状態は続くでしょう。腫れが気になる場合は水分の摂取を全体的に控えるようにし、少量をこまめに取るようにするとよいでしょう。
また、就寝時は頭部をいつもより高くすることで、顔に水分が溜まらないようにすると、腫れがひきやすくなるでしょう。
施術日は洗顔をせず、翌日以降優しく行うようにします。熱を帯びたような痛みがある場合は、保冷材などで優しくまぶたを押さえながら冷やすと治まります。
3日目には腫れが治まりはじめ、徐々にアイラインにかさぶたができ剥がれていきます。かさぶたがまつ毛に絡まりやすくなるので、目に入らないように注意しましょう。目を擦ったり掻いたりしないよう、注意が必要な期間です。どうしても気になる場合は手で触らず、清潔な綿棒を使用するとよいでしょう。1週間ほど経つころにはかさぶたも完全に剥がれ、色素も定着していきます。
コンタクトレンズを使用している方は、施術から1週間は装着を控えましょう。装着する際には、まぶたに刺激を与えたり、雑菌が付着したりする恐れがあります。メガネなど、コンタクトレンズを使用せず生活できるよう準備しておきましょう。

ヘアラインのダウンタイムと注意点

ヘアラインのアートメイクは、おでこの広さや生え際の形を理想通りに変えることができます。そのため、生え際の薄毛が気になる、生え際の形がいびつ、顔を小さく見せたいなど、ヘアラインをはじめ顔全体のコンプレックスを解消してくれるアートメイクでもあります。
ヘアラインアートメイクのダウンタイムは、1週間ほどかかります。施術から2日間ほどは洗髪するのを控えるため、不快に感じる方もいることでしょう。3日目以降は生え際を避けて洗うようにし、1週間程度経ってから全体を優しく洗うようにします。
ヘアカラーは施術から1ヶ月はせず、頭皮や生え際に刺激を与えないようにすることが大切です。

効果的なアフターケアとは?

アートメイクの満足度は、美しい自然な色味とデザインの持続性に比例します。アートメイクの施術者の技術や使用するインク、器具の良さだけでなく、ご自身のアフターケアによって仕上がりは変わります。
ダウンタイムの過ごし方や効果的なアフターケアを実践して、色素の変色を防ぎ、美しいラインを長持ちさせましょう。

触らない・掻かない

ダウンタイム中、患部を触らない、掻かないのがアートメイクを成功させる必須条件といえます。
では、手で触ったり掻いたりすることで、どのような弊害があるのでしょうか。
手で触ることで雑菌の侵入を招き、感染症や炎症などの肌トラブルに発展する恐れがあります。また、掻くなどの刺激によって傷から出血すると色素が流れ出てしまことがあります。こうなると注入したインクが定着せず色褪せや変色しやすくなり、仕上がりに影響が出てしまうのです。
さらに、かさぶたを手ではがすと皮膚の回復が遅くなったり、刺激によって代謝が促されたりするため、定着されないままかさぶたと共にインクが剥がれ落ちてしまいます。
ダウンタイム中は、患部をかゆみがあっても、触ったり掻いたりしないようにしましょう。

保湿する

アートメイクをした皮膚はダメージを受けているため、乾燥や炎症を起こしやすい状態です。乾燥しやすいということは肌のバリア機能が正常に働かず、皮膚の治癒力も落ちていることを表しています。
そのため、水分を与えたり皮膚のうるおいが蒸発するのを防いだりすることで、肌の働きをよくする必要があります。保湿することで皮膚のうるおいを保つことができれば、バリア機能が働きやすくなります。保湿によって外的刺激から肌を守り、ダメージからの回復も促すことができるのです。
普段スキンケアをしない男性にとって、保湿などのケアは億劫かもしれませんが、アートメイク後はまず処方された軟膏やワセリンをこまめに塗り、皮膚の水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から患部を守るようにしましょう。
肌が落ち着いてきたら、添加物などが少ない肌にやさしい化粧品でスキンケアを継続すると、アートメイクの持ちも良くなります。

患部を冷やす

施術直後から2、3日は腫れや炎症、ヒリヒリとした痛みを伴うかもしれません。これはダメージを受けた皮膚が熱を帯びており、皮膚内部の水分がどんどん奪われている状態です。皮膚の水分が少なくなると、前述のとおりバリア機能が働かなくなるため、早めに対処する必要があります。
清潔なガーゼやタオルなどで覆った保冷材などを患部に優しく押し当て、こまめに冷やしましょう。患部を冷やすことで、痛みや腫れ、かゆみも落ち着くので、肌だけでなく精神的にも楽になることでしょう。

体温・代謝を上げる行動をとらない

ダウンタイム中は入浴やサウナ、運動、飲酒など、体温や代謝を上げる行為は控えましょう。体温が上がるとかゆみや腫れが増すことがあり、患部を触らずに過ごすことが困難になってしまいます。また、代謝が上がると皮膚が生まれ変わるターンオーバーが早まり、インクが定着しないまま角層とともに剥がれ落ちやすくなります。
ダウンタイム中は、運動したい場合はストレッチに留める、お風呂ではなくシャワーで済ますなど、体温、代謝を上げない工夫をしましょう。

日光を浴びない

アートメイク後、仕上がりをよくするためには、日光を浴びるのを避ける必要があります。
紫外線は、注入したインクの変色や色褪せを起こしやすくするためです。また、紫外線も皮膚の乾燥を招くため、色素の定着を阻害します。さらに、代謝を早めてしまう作用もあるため、アートメイク後はできるだけ紫外線を浴びないことが大切です。
日焼け止めや帽子、サングラスを活用して、紫外線対策を怠らないようにしましょう。

ダウンタイムはアートメイクのゴールデンタイム!

アートメイクのダウンタイムと、術後の効果的なアフターケアについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • ダウンタイムの過ごし方やアフターケアの方法によって、アートメイクの仕上がりに差が出る
  • ダウンタイム中に正しいケアを取り入れると、色素の脱色や変色を防ぎ長持ちさせることができる
  • アフターケアのポイントは、触らない・保湿・冷やす・代謝をよくする行動を控える・紫外線対策を徹底する

アートメイクの仕上がりを左右する、ダウンタイム中のスキンケアやアフターケア。ダウンタイム中に正しいケアをすることで、アートメイクによる美しいカラーを長持ちさせることができるゴールデンタイムに変わります。
アートメイクのような美容医療にはダウンタイムがつきもの。ダウンタイム期間の注意事項をしっかりと守り、アートメイクの恩恵を受けることで、ビジネスシーンや日常生活がより充実したものとなることでしょう。
眉や髪型を整えるためのひとつの手段として、今後もアートメイクの需要が高くなることが予想されます。ただし、アートメイクをはじめ美容医療にはダウンタイムがつきもの。ダウンタイムがあることを理解し、施術後は安静に過ごせるよう余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。

メンズトイトイトイクリニックでは、経験豊富なアートメイクアーティストがお顔のパーツや理想の仕上がりを丁寧にヒアリングしたうえで、施術を提供いたします。
ダウンタイム中の過ごし方やアフターケアについても丁寧にご説明いたしますので、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長

野田知路Noda Tomonori

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。

常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

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