医療ローン(メディカルローン)で経済的にメンズ美容医療【審査・金利など】
公開日:2021年12月16日 更新日:2024年02月15日
女性だけではなく男性にも広まりつつある美容医療。最近は男性専門のクリニックも増えてきているため、施術を受けたいという方がますます増えてきているようです。
しかし、美容医療に興味があるものの「金銭的に施術を受けられない」「無理なく支払えれば治療を受けられるのに」と悩んでいませんか?
美容医療はけっして安価なものではありません。そのため、金銭的な理由で施術を諦めてしまう方もいるようです。そこでご紹介したいのが、金融機関や信販会社から融資が受けられる「医療ローン(メディカルローン)」です。
この記事では、医療ローン(メディカルローン)について解説します。
この記事を読むことで、医療ローン(メディカルローン)について、メリット・デメリット、契約の流れについて理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 医療ローンは医療行為に限定されているローン
- 保険適用外の医療行為にも使えるので美容クリニックでも適応できる
- 医療ローンの金利は約3〜10%程度と幅がある
- 医療ローンのメリット・デメリット
- 医療ローン契約の具体的な流れ
医療ローンとは
さっそく、医療ローンの概要と特徴を見ていきましょう。
目的が「医療行為」に限定されているローン
医療ローンとは、金融機関や信販会社から融資が受けられる「目的別ローン」の一種です。
融資されたお金は、原則として医療行為にしか利用できません。不正を防ぐために、使用目的が確認できる書類(治療計画書など)の提出が求められることもあります。
なお、医療ローンはクリニックなどで申し込める場合もありますが、ローンの契約先はあくまで金融機関や信販会社です。ローン契約後にクリニックに対して、支払いに関する問い合わせをしても回答は得られませんので注意しましょう。
保険適用外の医療行為にも使える
医療ローンの目的は医療行為に限定されますが、その範囲はかなり広くなっています。
治療や手術、入院にかかる費用はもちろんのこと、高額な医療費が必要となる先進医療、歯列矯正やデンタルインプラントの治療費、美容医療で行われる医療脱毛や美容整形も対象となります。
金利は他のローンに比べて低め
医療ローンは、目的が定められていないフリーローンより金利は低めに設定されています。
金融機関や信販会社により異なりますが、医療ローンの金利は一般的に3~10%程度。通常のカードローンでは金利が15%を超えることもあるため、とてもリーズナブルです。
金利が低い分、審査は厳しいとされていますが、安定した収入があれば基本的に大丈夫です。
医療ローンを利用するメリット・デメリット
次は、医療ローンを利用する前に知っておきたいメリットとデメリットです。
医療ローンのメリット
医療ローンのメリットはいろいろありますが、おもなものは以下の3点です。
経済的負担をおさえて高額な医療が受けられる
医療ローンを利用すれば、高額な治療費を分割で支払えます。頭金不要で無理のない範囲で返済できるため、経済的な負担が少なくて済みます。
つまり医療ローンは、「一括払いは難しいけれど、月々少しずつならば支払える」という方の強い味方といえます。
美容医療にも活用できる
医療ローンは、保険適用のない美容医療にも利用できます。
美容医療にかかる費用は施術内容やクリニックにより異なりますが、施術費が数十万円におよぶことも稀ではありません。これに対して、医療ローンを利用すれば月々の支払いが数千円で済むこともあります。
経済的負担をおさえて美容医療を受けたい方にとって、医療ローンは魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。
金利負担が少なくて済む
目的別ローンの一種である医療ローンは、通常のローンに比べて金利が低めに設定されているケースがほとんどです。
また、医療機関が提携している信販会社を利用すると、クリニックが金利手数料を負担してくれることもあります。この場合元本の返済のみで済むため、経済的負担が非常に軽くなります。
医療ローンのデメリット
医療ローンは経済的負担をおさえたい方にとって魅力的な支払い方法ですが、デメリットがないわけではありません。
審査に時間がかかることがある
医療ローンに限らず、一般的に目的別ローンは審査時間が長めです。場合によっては、融資が受けられるまでに数週間かかることもあります。
しかしながら、クリニックと提携している信販会社を利用すれば比較的柔軟に対応してくれます。申し込みから1時間ほどで審査の結果が通知されることもあるため、すぐに施術をスタートしたい方にはおすすめです。
融資開始までは医療費を支払わなければならない
医療ローンの申し込みから融資開始までには、若干のタイムラグがあります。その間に受けた美容医療は自費となるため、施術費用をその場で支払わなくてはなりません。
もっとも、このデメリットもクリニックと提携している信販会社を利用することで解消できます。審査の結果が出るまでの期間が短いため、場合によっては即日融資も可能です。
転院すると全額返済が必要になる場合も
クリニックと提携している信販会社を利用する場合、転院すると全額返済を求められることがあります。ローンの契約相手は信販会社なので、クリニックに苦情を申し立てても受け入れてもらえません。
このようなトラブルを避けるためには、ローン契約前にクリニックでしっかりカウンセリングを受けることが重要です。納得いくまで相談し、信頼できるクリニックで治療を受けるようにしましょう。
医療ローンの契約の流れ
最後に、医療ローンの手続きの流れを解説します。
申し込み
銀行や信販会社に融資を申し込む場合は、それぞれの窓口や公式サイトで申し込みをします。クリニックと提携の信販会社を利用する場合は、クリニックが申し込み窓口になっている場合が多いです。
必要書類の提出
医療ローンの申し込みに必要な書類は、おおむね以下のとおりです。
- 本人確認書類(免許証、保険証など)
- 安定した収入があることを示す書類(源泉徴収票など)
- 資金使途確認書類(治療契約書など)
提出書類は、利用する金融機関や信販会社、希望の融資額によって変わるのでご注意ください。クリニックと提携の信販会社を利用する場合は、事前に必要書類を揃えておくと手続きがスムーズになります。
審査
医療ローンの審査の基準は公表されていませんが、以下のような項目がチェックされているようです。
- 成人しているか
- 収入は安定しているか
- 勤務年数はどれくらいか
- 他社から借り入れがある場合、返済能力があるか
- 過去に金融事故(返済の遅延や自己破産など)を起こしていないか
細かな審査基準は金融機関や信販会社により異なりますが、学生やアルバイトの方でも安定した収入があれば、融資を受けられる可能性があります。
契約
審査をクリアしたら、いよいよ契約です。契約締結後に融資がスタート。毎月の負担額をおさえながら、希望の美容医療を受けられます。
【まとめ】医療ローン(メディカルローン)で経済的にメンズ美容医療【審査・金利など】
医療ローン(メディカルローン)の概要、メリット・デメリット、契約の流れについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 医療ローンとは、金融機関や信販会社から融資が受けられる「目的別ローン」
- 融資されたお金は、原則として医療行為にしか利用できない
- ローン契約後にクリニックへの支払いに関する問い合わせをしても回答は得られないので注意が必要
- 医療ローンの範囲はかなり広く、美容医療以外では先進医療、歯列矯正やデンタルインプラントの治療費など保険適用外の医療行為にも使える
- 医療ローンの金利は約3~10%と通常のカードローンに比べてリーズナブル
- 高額な治療費を分割で無理なく支払える
- 医療ローンは審査時間が長く、融資が受けられるまでに数週間かかることもある
- クリニックと提携している信販会社を利用すれば柔軟に迅速に対応してくれる
- 融資開始までには若干のタイムラグがあるため、施術費用の一部などをその場で支払わなくてはならないこともある
- クリニックと提携している信販会社を利用すれば即日融資が可能
- 転院すると全額返済が必要になる場合もあるので注意
- ローンを申し込む場合は、それぞれの窓口や公式サイト、クリニックで申し込み、本人確認書、源泉徴収票、治療契約書の書類が必要
- 成人しているか、安定した収入はあるかなど審査がある
「美容医療は高い」という先入観で治療を諦める方もいますが、支払い方法は一括払いだけではありません。医療ローンを使うという選択肢もあります。
医療ローンは金利が低く設定されている場合が多く、上手に利用すればフリーローンなどより経済的です。審査は厳しいといわれますが、安定した収入があれば学生やアルバイトでも審査が通る可能性があります。
メンズトイトイトイクリニックでは、医療ローンに対応しているため、治療に興味があるものの経済的に厳しいという方はお気軽にご相談ください。これからも患者様が安心して通っていただけるクリニックを目指していきます。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。