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脱毛で火傷(やけど)してしまう原因は?その症状と治療法

脱毛で火傷(やけど)してしまう原因は?その症状と治療法

公開日:2021年12月10日 更新日:2024年02月13日

脱毛で火傷(やけど)してしまう原因は?その症状と治療法

脱毛施術に興味はあるものの、火傷が不安で治療に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
残念ながら、医療脱毛による火傷(やけど)の可能性はゼロではありません。しかし、正しい知識と技術があれば火傷を防ぐことは可能です。

この記事では、医療脱毛による火傷について解説します。
この記事を読むことで、医療脱毛で火傷をしてしまう原因やその症状、火傷の治療法ついて理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな事がわかる

  • 一般的な火傷の原因と症状
  • 医療脱毛による火傷の原因
  • 医療脱毛による火傷の症状
  • 脱毛による火傷の予防法と治療法

火傷(やけど)とは?

火傷(やけど)がなぜできるのか、火傷の種類などについてまずご説明します。

火傷の原因

火傷とは、通常は高温の物体や液体に皮膚が接触することで生じる皮膚の障害です。その程度は、温度の高さと接触する時間によって決定されます。
高い温度であれば一瞬で火傷になりますが、低い温度でも長時間接触していると火傷が生じます。
そのほかの原因には、電気や化学薬品(酸・アルカリ)、放射線などがあります。

火傷の重症度

火傷の重症度は、火傷の深さと範囲で判定します。皮膚のより深いところまでダメージを受けるほど、また範囲が広いほど重症です。
深さの重症度は、単に日焼けのように赤くなるだけできれいに治ってしまうⅠ度から、火傷のために皮膚が死滅してしまった状態であるⅢ度まであります。
Ⅰ度の熱傷は、皮膚の外側の層(表皮)のみに影響を与えます。Ⅲ度の火傷は、皮膚の下の脂肪層まで達します。
Ⅰ度とⅢ度の間にⅡ度の火傷がありますが、Ⅱ度の火傷は水疱(水ぶくれ)ができる特徴があります。Ⅱ度の火傷は、表皮とさらに深い真皮の両方に影響を与えるタイプの火傷です。なお同じⅡ度でも、Ⅰ度に近いⅡ度とⅢ度に近いⅡ度の火傷が存在します。

火傷(やけど)の症状

火傷の症状は、その深さによって異なります。
Ⅰ度であれば、皮膚が赤くなり、痛みを伴うことが一般的です。またⅢ度になると、神経が破壊され、皮膚は死滅した状態ですので痛みを感じなくなることもあります。
水疱ができるⅡ度の火傷でも、Ⅰ度に近ければ痛みを伴いますし、Ⅲ度に近くなれば逆に痛みを感じなくなることもあります。

医療レーザーによる脱毛で火傷(やけど)してしまう原因

医療レーザーによる脱毛では、高いエネルギーのレーザーを毛根周囲の色素細胞に集めて熱を生じさせ、毛根細胞を破壊することで効果を発揮しています。したがって、そもそも医療レーザーによる脱毛は火傷を起こす可能性があります。
しかし医療レーザーを行う施術者は、通常専門的な知識を持つ医師または医師の指導を受けた看護師ですので、適切な出力を選択して照射しています。
また一気に施術する範囲を限定したり、照射後に火傷を防ぐための冷却処置を行ったりすることで、火傷が生じるリスクを低減させています。

医療レーザーによる脱毛に伴う火傷(やけど)の特徴

医療レーザーによる脱毛に伴う火傷には、いくつかの特徴があります。

症状が分かりにくいことがある

医療レーザー脱毛では、通常毛根部にエネルギーを集めて熱を発生させていますので、皮膚が火照ったり、多少の痛みを感じたりすることがあります。これはⅠ度の火傷でみられる症状そのものです。
つまり本当に火傷が起こっているのか、単に脱毛の施術後の症状なのか、明確に区別することが難しいということが言えます。また火傷は施術直後に発生するとは限らず、翌日になってから明らかになることもあります。

火傷を起こしやすい部位がある

通常の火傷は、どの部位の皮膚であっても発生します。
しかし、色素に反応させるレーザー脱毛では、元々日焼けしている皮膚に施術をすると、活性の高まった色素によりエネルギーが集中しますので、通常より火傷を起こしやすくなります。
また硬い髪質の方が、より火傷が発生しやすくなりますので、男性の場合は髭やVIOエリアなど特定の場所の方が、それ以外の場所に比べて火傷が発生する可能性が高いと言えます。

医療レーザーによる脱毛に伴う火傷(やけど)の対処法

では火傷の対処法について、治療法と予防する方法に分けてご説明します。

火傷の治療方法

皮膚が熱源と接する時間が長くなるほど重症度が上がりますので、原則は、できるだけ早く冷やすことです。できれば、まず冷たい流水やアイスパックを利用し、15分は冷やします。これは予防法にも密接とつながっています。
さらに保湿をすると、傷ついた皮膚の治癒が促進されることが知られています。また痛み止めを飲むことで、症状の緩和を図ります。
なおⅡ度以上の火傷が、医療レーザーによる脱毛で発生することは極めてまれなことですが、もし異変を感じたら必ず施術を受けたクリニックを受診してください。

医療レーザーによる脱毛に伴う火傷を予防する方法

できる限り火傷の発生は予防したいものです。
施術時には肌質に合わせてレーザーの出力を調節しておく、施術期間中は日焼けをしないようにする、施術後だけでなく施術前も保湿や皮膚の冷却処置をしておく、また色素が濃い部位への施術を避けるなど、予防できる方法はいくつかあります。

【まとめ】脱毛で火傷(やけど)してしまう原因は?その症状と治療法

医療脱毛による火傷の原因や症状、治療法について解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • 火傷は温度の高さと接触する時間によって決まる
  • 火傷の重症度は、火傷の深さと範囲でⅠ度からⅢ度に分類される
  • 脱毛は火傷を起こすリスクがある
  • 医療脱毛は、専門的な知識をもつ医師や看護師が担当するので安心
  • 脱毛後の肌は火傷の症状を見極めづらい
  • 日焼けした肌や男性の髭やVIOエリアは火傷のリスクが高い
  • 火傷をした場合は、すぐに冷やして保湿を行う
  • 火傷の予防は、日焼けを避けることや保湿、冷却装置の活用が効果的

脱毛施術は、常に火傷のリスクと隣り合わせです。ただし、正しい治療法を守れば、火傷のリスクはあまり高くありません。信頼できるクリニックと安全に考慮された医療脱毛機器で施術を受けましょう。

メンズトイトイトイクリニックで使用する「ライトシェアデュエット」には、あらかじめ火傷のリスクを軽減する冷却機能が搭載されていますのでご安心ください。
当院では、初回の無料カウンセリングを行っています。
専属のカウンセラーが、当クリニックの特徴、脱毛方法、火傷をしないための注意点などを分かりやすくお伝えします。脱毛に興味はあるものの、火傷など皮膚トラブルが不安で施術に踏み切れない方は、まずはお気軽にご相談ください。

医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長

野田知路Noda Tomonori

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。

常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

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