男性も介護脱毛は必要?メリットとデメリットも解説
公開日:2021年11月30日 更新日:2024年01月04日
脱毛を若い人だけの身だしなみの一部として考えていませんか?
実は、最近注目を集めている脱毛に介護脱毛があります。
介護脱毛とは、将来介護を受けることを想定し、介護する側、介護される側の身体的、心理的負担を軽減するために行う脱毛のことを指します。
この介護脱毛とは、一般的な脱毛と何が違うのでしょうか?
この記事では、介護脱毛の特徴などについて解説します。
この記事を読むことで、介護脱毛の定義や目的、必要性といったことからメリット、デメリットまでを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 介護脱毛の定義
- おむつ内の炎症など介護が必要になった際に考えられるトラブル
- 身体面及び精神面での介護脱毛のメリット
- 介護脱毛のデメリット
- 介護脱毛するなら医療脱毛がおすすめの理由
- 介護脱毛をするにあたっての注意点
目次
介護脱毛とは?
介護脱毛とは、将来介護を受けることを想定し、介護する人や介護される人の身体的、心理的負担を軽減することを目的に行う脱毛を意味します。
特にVIO領域の陰毛の脱毛を意味することが一般的です。
日本は超高齢化社会になり、少しでも長く健康に生きることを目指すことは当然ですが、いつ介護を受けることになるかもわかりません。
ですから、介護を身近に感じ出す40〜50代の方たちに注目を集めている脱毛でもあります。
介護が必要になると起こりうること
介護が必要な状態になると、一般的には日常生活を送るために必要となるさまざまな行為に、周囲の人たちからの支援が必要となります。
例えば、食事や着替えなどに加え、排泄も避けることができない日常行為です。体の自由が効けば、尿意や便意を感じたとき、自分の思うように排泄することができますが、介護を受ける状態となれば、思い通りにいかないことがあります。
病気の状態によっては尿意や便意を必ずしも感じるとは限りませんし、感じたとしてもすぐにトイレに移動することができず、漏らしてしまうことも起こりえます。
したがって、どうしてもおむつを使用する頻度が高くなってしまいます。
おむつを利用すると、排泄物を漏らすことを避けることができます。しかし、おむつも自分の思い通りに交換できませんので、どうしてもおむつのなかに一定期間排泄物が残り続けることになります。
おむつのなかに排泄物が残り続けると、おむつのなかに細菌やカビが増殖するための最適な環境が作られます。そもそも便のなかには細菌が存在していますし、カビも湿った環境が大好きです。そのためおむつを変えるタイミングが度々遅れてしまうと、おむつのなかの皮膚に炎症が起こったり、臭いが強くなったりします。
これが介護脱毛を必要とする理由とつながっています。
介護脱毛のメリットとデメリット
それでは介護脱毛のメリットやデメリットには、どのようなものがあるのかご説明します。
介護脱毛のメリット
VIOエリアの毛、つまり陰毛が残った状態でおむつのなかに排泄すると、どうしても陰毛に排泄物が付着してしまいます。
先ほどご説明したように、おむつを変えずにそのままにしていると、細菌やカビが増える温床となります。そこでおむつを交換するたびにしっかりと洗い、排泄物を拭き取る必要があります。
もしVIOエリアが脱毛されていると、この排泄物を拭き取る負担が著しく軽減されるメリットがあります。
赤ちゃんのおむつ交換の際、簡単に拭き取るだけで済むことを考えると、陰毛がないことがどれだけ負担の軽減につながるか、イメージしやすいかもしれません。
また、特に排泄物がおむつのなかで乾いてしまうと、きれいに拭き取ることがとても大変になります。もし陰毛を引っ張って拭き取ることにでもなれば、介護を受ける人も痛みを感じてしまいかねません。
陰毛が脱毛されていると、しっかりと陰部のケアができることにつながります。その結果、匂いや皮膚炎の元になる細菌やカビの繁殖を避けることができますので、最終的に皮膚炎の軽減、またそれに伴う不快感の軽減など、介護を受ける側にとっても身体面及び精神面のさまざまなメリットにつながります。
介護脱毛のデメリット
介護脱毛そのもののデメリットは、基本的にはありません。
ただしVIO脱毛と同じですので、脱毛時に痛みを感じる、プライベートエリアを他人に見せることに羞恥心を感じる、多少の費用が必要となるなど、一般的なデメリットはあります。
男性も介護脱毛は必要なのか?脱毛時の注意点
介護を意識し出す40〜50代の方でも、とくに男性にとっては、脱毛をすること自体馴染みのあるものではないかもしれません。そのうえVIO脱毛となると、さらに敷居が高くなりますし、そもそも男性でも介護脱毛が必要になるのか、気になる方もおられるでしょう。
結論から申し上げると、男性でも介護脱毛は必要ですし、少しでも気になる方はぜひ取り組むべきです。
介護が必要となると、体を容易に動かすことができなくなります。体を動かせない体の大きい男性の排泄後のケアを女性がすることは、重労働です。とくに肛門周囲の便を拭き取るためには、体の位置を整えるために二人がかりで対応することが必要となります。
したがって、男性でも介護脱毛は必要ですし、男性こそ前向きに考えておくべきだといっても良いでしょう。
ただし、注意すべき点が2つあります。
それは、まず医療脱毛を受けること、そして白髪になる前に脱毛しておくことです。
介護脱毛は永久脱毛をしておくことで、その本来の目的を達成することができます。完全脱毛をすることを目指さなくてもよいかもしれませんが、せっかく脱毛しても再び陰毛が生えてくると、介護者の負担は元通りになってしまいます。したがって永久脱毛が可能となる医療脱毛を受けるべきでしょう。
ただし医療脱毛は毛根の色素細胞にエネルギーを集め、毛根細胞や周辺組織にダメージを与えることで効果を発揮しています。医療脱毛は黒くて硬い毛質に効果的ですので、本来はVIO脱毛にとても適しています。しかし白髪になってしまうと、その脱毛効果が薄れてしまいます。したがって、できる限り陰毛が白髪になってしまう前に施術を受けておくべきでしょう。
【まとめ】男性も介護脱毛は必要?メリットとデメリットも解説
男性の介護脱毛の必要性やメリット、デメリットについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 介護脱毛とは、介護する人、介護される人の負担を軽減することを目的に行う脱毛
- 介護脱毛は、デリケートゾーンであるVIO領域の脱毛を意味することが一般的
- VIO脱毛によってオムツ内の清潔が保たれ、炎症、悪臭を防げる
- 痛み、羞恥心、施術費用が発生するデメリットがある
- 介護脱毛は、永久脱毛の医療脱毛で施術を受けるべき
- 陰毛が白髪になる前に施術を済ませておくのがおすすめ
介護のことをなかなか自分のこととして捉えることは難しいかもしれませんが、ご説明したように介護脱毛で効果を得るためには白髪になる前が最適です。介護される側になった時に「あの時にやっておけばよかった」と後悔することがないように、早めに介護脱毛に取り組んでみてはいかがでしょうか。
メンズトイトイトイクリニックでは、患者様の羞恥心への配慮に徹底して取り組んでいます。センシティブな問題だからこそ、一人ひとりの患者様と向き合って真剣に施術にあたっています。
初回の無料カウンセリングでは、専属のカウンセラーが当院の特徴、脱毛方法、注意点などを分かりやすくお伝えします。介護脱毛をご希望の方は、お気軽に当院へご相談ください。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。