キッズ脱毛は何歳から受けるのがいいの?医療脱毛がおすすめな理由も解説
公開日:2024年05月16日 更新日:2024年05月16日
医療脱毛といえば「大人」という印象がありますよね。
しかし、実は近年、子どもの脱毛に対する関心が、小学生を持つ親を中心に高まっています。
- 子どもの腕が毛深くて、クラスの子供に言われてしまうこともあり、なんとかしてあげたい
- 子供が毛深いのが気になって、いつも悩んでいるから医療脱毛をして悩みを解消してあげたい
そんな声も、とても多いのです。
しかし、心配なのは「本当に子供にもクリニックやサロンで脱毛を受けさせてよいのか」という点ですよね。特に小学生くらいの年齢になると、大人が行う治療と同じような治療をして大丈夫なのかと、心配される保護者の方も多いですね。
実際、子供への医療脱毛である「キッズ脱毛」は安全なのでしょうか?
この記事では、主に小学生を対象としたキッズ脱毛について解説します。
この記事を読むことで、キッズ脱毛の安全性や受けるタイミングなどを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- キッズ脱毛とは、どのような脱毛なのか?
- キッズ脱毛は何歳から受けられるのか?
- キッズ脱毛は安全なのか?
- 子供にむしろ医療脱毛がオススメな理由
目次
キッズ脱毛とは?
キッズ脱毛とは、文字通り「小児に対して脱毛処理を行うこと」です。
実は、クリニックやサロンによっては大人だけでなく、子供を対象にしたレーザー脱毛や光脱毛のプランがあります。それを総称して「キッズ脱毛」と呼ばれるようになりました。
子供は大人よりも肌がデリケートで繊細。また痛みに対しても敏感です。
とはいえ、ムダ毛を自己処理するのも、さまざまなリスクがつきもの。
そこで特に「子供にも脱毛を受けさせたい」という声にお答えして、キッズ脱毛では、そんな多感なお子様でも快適に脱毛を受けられるよう、さまざまな工夫をこらしています。
扱う施術はクリニックやサロンによって異なりますが、子供の安全性を配慮して「光脱毛」や「レーザー脱毛」を取り入れているところが多いです。
光脱毛とは、光の力を利用して毛の成長を抑える施術のこと。さまざまな波長の光を照射することで、毛根にあるメラニン(毛や肌に色を与える物質)に吸収されます。この光が毛根に当たると、熱に変わって毛根の細胞にダメージを与え、毛が成長するのを防ぎます。ただし、レーザー脱毛のように高い効果を望めるわけではないので、あくまで「減毛」に留まるレベルです。
一方、レーザー脱毛はメラニンに吸収されやすい波長の光だけを集めて照射する分、発生する熱エネルギーが高いのが特徴です。
確かにレーザーの方が痛みが生じやすいですが、その分、脱毛完了までの回数も少なくすみ、何より永久脱毛をすることもできます。また、最新のレーザー脱毛機器は痛みを最小限に減らすための冷却装置など、さまざまな工夫がこらされています。
そのため、キッズ脱毛にはまずレーザー脱毛を検討していただき、どうしても痛みに耐えられないというケースだけ光脱毛を検討するとよいでしょう。
キッズ脱毛の適切な開始年齢は?
このように、いくつかの選択肢のある「キッズ脱毛」。どれくらいの年齢から受けても大丈夫なものなのでしょうか。
結論からいうと、一般的に脱毛を受けられる開始年齢を「7歳」とするクリニックやサロンが多いです。したがって、大体7歳から15歳以下(中学生以下)を「キッズ脱毛」の対象として特別な治療プランを提供していたりします。
実は、レーザーや光治療といった治療は論文上では生後9ヶ月から症例報告があるほど安全性の高い治療方法です。
しかし、子供は「小さな大人」とは違います。
レーザーや光治療では動かないことも大切ですが、小さいとなかなかじっと動かないことも辛いもの。また、お子さん自身がムダ毛を気にし始めるのも小学校で、周りと比べるようになってからということで「7歳くらい」を基準とすることが多いのです。
小学生にもクリニックやサロンでの脱毛がオススメな3つの理由
小学生に脱毛することで、どのようなメリットがあるのでしょう。大きくわけて3つのポイントがあります。
学校や習い事での集中力向上が期待できる
ムダ毛をずっと気にしていると、なかなか授業や習い事にも集中できないもの。特に、水泳、バレエ、ダンスなど、肌の露出が多い活動に消極的になってしまい、自由に活動できないお子様も大勢いらっしゃいます。
キッズ脱毛を行うことで、毛に対する周りからの注目やからかいを気にすることなく、自分の好きなことや必要なことに専念することができます。
そのため、「いつもムダ毛を気にして、集中していない」と思われやすいお子さんには特にオススメです。
ファッションを自由に楽しむことができる
最近の小学生はファッションやオシャレにも積極的。そこでムダ毛を気にしていたらもったいないですよね。
クリニックやサロンでムダ毛の処理をすることで、子どもたちはオシャレをもっと自由に楽しめるようになります。
特に夏場には、ムダ毛を気にせずに半袖シャツやスカートを着ることができ、お友達や家族とのリンクコーディネートも思い切り楽しむこともできるでしょう。
自己処理による肌トラブルを減少
子どもの皮膚は大人に比べて薄く、非常に敏感です。
自己処理によるカミソリ負けなどの肌トラブルは、せっかくのキレイな肌にダメージを与えるきっかけになります。
特にキッズ脱毛を専門的に行うクリニックでは、トレーニングを受けた専門家が丁寧に施術を行うため、子どもたちの肌を守りながら脱毛が可能です。
そのため「ムダ毛処理で肌が傷つかないか心配」と感じる方にもオススメです。
子供の自己処理にはこんなデメリットが!
子どもが自分でムダ毛を処理する場合、いくつかのデメリットがあります。
自己処理を行うとさまざまなデメリットを生じやすく、特に自己処理の回数が多い場合には、クリニックやサロンでの脱毛がオススメです。
肌トラブルが起こりやすい
子どもの肌は、大人よりも柔らかく敏感です。
カミソリやシェーバーでムダ毛を処理すると、肌に大きな負担がかかります。これが原因で、湿疹や色素沈着などの予期しない肌トラブルが起こることもあるでしょう。
一方、レーザー脱毛や光脱毛では施術後一時的に赤みなどはでますが、その分自己処理の回数も減るので、肌トラブルはむしろ起こりにくくなります。
埋没毛が発生しやすくなる
毛抜きでムダ毛を抜く場合、毛穴が傷ついてしまい、新しく生えてくる毛が皮膚の中に埋もれてしまう「埋没毛」ができることがあります。
一方、レーザー脱毛や光脱毛では、埋没毛のリスクは毛根のメラニン色素から働きかけるため、自己処理よりも大幅に軽減されるでしょう。
乾燥肌や粉ふき肌になるリスクも
ムダ毛を剃る際、肌の表面の角質も一緒に削ぎ取られることがあります。そのため、子どものデリケートな肌は乾燥し、粉を吹いたような状態になることもあります。
一方、レーザー脱毛や光脱毛には、角質層を削り取るような作用はありません。施術後、短期的に乾燥肌になることはありますが、普段から自己処理するよりも、長期的には保湿されやすい肌に保つことができるでしょう。
毛穴の問題が目立つようになる
自己処理を続けるほど、肌へのダメージが蓄積されます。それにより毛穴が開いたり、黒ずんだりするようになります。
そのことで子どもの頃から自己処理を始め、その回数が増えるほど、将来的には毛穴の問題で悩むことが多くなります。
一方、レーザー脱毛や光脱毛では、むしろ毛穴は引き締められることの方が多く、毛穴が目立つ心配はありません。
このように、自己処理を行うとさまざまなデメリットを生じやすく、自己処理の回数が多い場合には、クリニックやサロンでの脱毛がオススメです。
キッズ脱毛を受ける際の注意点は?
クリニックやサロンでの「キッズ脱毛」にも、いくつか子供特有の注意点があります。
施術中に痛みが出ることがある
レーザー脱毛にせよ光脱毛にせよ、毛根にあるメラニン色素に働きかけ、毛根周囲に熱エネルギーを発生させることで、毛根から毛をなくすまたはダメージを与えていく治療法です。
そのため、熱エネルギーが発生する分、個人差はありますが痛みを感じることがあります。
大人であれば耐えられる程度の痛みでも、デリケートな子どもの肌には刺激が強く、激しい痛みに感じられる可能性も。
痛みを感じにくいように出力を下げることは可能ですが、照射が弱い分、効果も低くなってしまう恐れがあります。
成長期は体毛が生える「毛周期」が不安定
子どもは成長期にあり、ホルモンバランスや細胞の活動によって体毛の生え方が変動しやすいです。このため、毛周期が不安定になることも子供の大きな特徴の1つ。
毛周期が不安定だと、成長期と休止期のバランスが大人と異なるため、大人の脱毛と比較して効果が現れるまで時間がかかることや、十分な脱毛効果が得られない場合があります。
保護者の同意が必要
どのような医療に準じる行為もそうですが、未成年者が脱毛を受ける際には、保護者の同意が必要です。保護者は同意書に必要事項を記入し、クリニックやサロンに提出する必要があります。
カウンセリング時に同意書を持参すれば、保護者が同席していなくても契約が可能ですが、保護者に確認のため電話連絡を取ることが一般的です。
日焼けした肌には配慮が必要
脱毛は、毛のメラニン色素に光やレーザーを当てて毛根にダメージを与える仕組みですが、日焼けした肌は反応が強くなり、火傷を引き起こす恐れがあります。また、日焼けした肌は乾燥しやすく、肌トラブルが発生しやすくなります。
子どもは体育などのスポーツをすることが多く、休憩時間には外で遊ぶ機会が多いので、脱毛のお手入れ前には特に日焼けに注意していただく必要があるでしょう。
キッズ脱毛の場合、産毛が多く、硬毛化のリスクが成人より高くなる
小児の毛の特徴のひとつとして、大人の毛と違って毛が柔らかく「産毛」が中心であることが挙げられます。そして、産毛はメラニン色素が少ない場合、毛根から脱毛させるにはレーザーの出力をそれなりに強くさせないといけません。
しかし、キッズ脱毛の場合、出力を強くすると痛みが出やすいので、照射を弱めることもあります。結果、出力が不十分になり「硬毛化」をきたすことがあるのです。
しかし、硬毛化のリスク自体、非常に稀なこと。また、硬毛化をきたした場合は、出力をより強くするなど、対処法もあります。そのため、硬毛化については過度に心配することはないでしょう。
まとめと保護者へのアドバイス
キッズ脱毛が何歳から受けられるのかやキッズ脱毛のメリット、注意点について解説していきました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- キッズ脱毛とは子供を対象にした脱毛の治療プランであり、メラニン色素に熱エネルギーを発生させることで、毛根から毛をなくしていく「医療脱毛」や「光脱毛」が一般的
- キッズ脱毛の適応とする年齢は「7歳から」とするクリニックやサロンが多い
- キッズ脱毛はいろんなアクティビティやスポーツをコンプレックスなく楽しめたり、ファッションの幅も広がり、自己処理の危険性をなくせるなどメリットも多い
- キッズ脱毛は親の同意書が必要だったり、痛みを伴うことがあったり、毛周期が安定しないため効果が一定でなかったりなど、子供特有の注意点がある
脱毛は一回では終わりません。何回か来院して初めて効果を実感されることでしょう。子供の習い事や学校のスケジュールと照らし合わせて、脱毛のスケジュールを組むとよいですね。
上手にキッズ脱毛を活用して、お子様の肌を健やかな状態に保ってください。
メンズトイトイトイクリニックでは、キッズ脱毛にも対応しております。小中学生の脱毛に関してご不明点などありましたら、まずは無料カウンセリングをご利用ください。専門スタッフと医師が丁寧に対応させていただきます。
参考文献
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。