ダーマペンは痛い?痛みを緩和する麻酔についても紹介
公開日:2022年03月22日 更新日:2023年12月25日
今流行りのダーマペンに興味はあるものの、痛みが不安で治療に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
ダーマペンは、ペン型の専用機器を使い、肌本来の治癒力を引き出す施術です。肌質改善などの優れた作用が期待できる施術ですが、針を使用することから痛みに対する不安を訴える方が少なくありません。
ではダーマペンの施術には、どの程度の痛みが伴うのでしょうか?
この記事では、ダーマペンの痛みについて解説します。
この記事を読むことで、ダーマペンの仕組みと効果、施術の痛み、痛みを緩和する麻酔について理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- ダーマペンとはどのような施術なのか
- ダーマペンで期待できる効果
- ダーマペンの痛みの程度と痛みの種類
- 痛みを感じやすい部位
- 痛みは麻酔で緩和できる?
- ダーマペンに使用する麻酔の種類
- 麻酔時の注意点
目次
ダーマペンの仕組みと期待できる作用
最初に、ダーマペンの仕組みと作用について知っておきましょう。
ダーマペンとは
ダーマペンとは、肌に極微細な穴を無数にあけて、肌のターンオーバーを促す施術です。この施術に使われるのが、「ダーマペン」と呼ばれるペン型の専用機器です。最新モデルの「ダーマペン4」は、先端に装着した16本の針を毎秒約120回振動させ、1秒間に1,920個もの穴をあけることができます。
なお、使用する針の太さは33G(ゲージ)で、外径0.2㎜、内径0.07㎜。髪の毛よりさらに細い超極細針なため、肌への負担が少なく、レーザーを使う施術よりダウンタイムが短く済みます。
ダーマペンで期待できる作用
ダーマペンの施術を受けると、真皮が刺激されて線維芽細胞が活性化されるため、コラーゲンの生成が促されます。そのため、シワや肌のハリ不足の改善、シミやくすみを薄くするなどの作用が期待できます。
また、ダーマペンには炎症を抑えて皮脂の分泌を正常化する作用もあるため、ニキビ予防やニキビ跡の改善にも有効です。そのほか、毛穴の引き締めや肌質の改善、リフトアップなどの効果も期待できます。
さらに、ダーマペンでの施術の際に美容液を併用すれば、有効成分を真皮深層まで届けることも可能となり、肌悩みに応じた美容液を選択することで、より高い効果が期待できるでしょう。
ダーマペンの針の深さと効果の関係は?ダウンタイムに違いは出るの?
ダーマペンはどれくらい痛い?どの部位が痛みを強く感じやすい?
さまざまな効果が期待できるダーマペンですが、やはり気になるのは施術時の痛みです。いったいどの程度の痛みなのでしょうか。痛みを強く感じやすい部位とともに解説します。
ダーマペンの痛みは「チクチク」する程度
ダーマペン施術時には、「チクチク」とした痛みを感じることがあります。我慢できないほどの痛みではなく、「麻酔なしでも大丈夫」という方もいらっしゃいます。
もっとも、痛みの感じ方には個人差があるものです。また、痛みを強く感じやすい部位もあるため、不安がある場合は麻酔を希望するほうがよいでしょう。
ダーマペンで痛みを感じやすい部位
ダーマペンで痛みを感じやすいのは、皮膚の薄い部分や骨に近い部分です。以下に痛みを感じやすい部位とその理由を述べます。
- 鼻:鼻には皮膚からごく近い部分に鼻骨があります。施術時はダーマペンを骨に近い場所で使うことになるため、痛みを感じやすくなります。
- 額:額の中でも麻酔クリームの塗布が難しい頭皮近くは、刺激がダイレクトに頭蓋骨に響きやすい部位でもあります。そのため、痛みを感じることが多いです。
- 頬:脂肪の厚さにもよりますが、頬骨の一番高いところはダーマペンによる痛みを感じやすい部位です。
- フェイスライン:フェイスラインは、他の部位に比べて皮膚が軟らかいため、痛みを感じやすくなります。特に骨が張り出しているエラ部分は、フェイスラインの中でも痛みを感じやすい部位です。なお、施術時の痛みは針の深度を変えることである程度コントロールできます。痛みが強い場合は遠慮せず、施術者に伝えましょう。
ダーマペンの痛みは麻酔で緩和できる
ここからは、ダーマペンの痛みに対して使用する麻酔の種類と注意点を解説します。
ダーマペンの痛みに対して使用する麻酔の種類
ダーマペンの施術時に使用する麻酔は主に麻酔クリームで、局所麻酔剤を主成分とするクリーム状の麻酔薬です。施術の30分ほど前に塗布して痛みの感覚を鈍くします。施術はクリームをふき取ってから行います。
麻酔を使用する場合の注意点
麻酔を使うと痛みを感じにくくなりますが、感覚が全くなくなるわけではありません。特に、皮膚の薄い部分・骨に近い部分は施術時に多少の痛みをともなう可能性があります。とはいえ強い痛みではなく、引っかかれたような感覚にとどまる場合がほとんどです。
ただし、麻酔は肌の炎症を抑えるものではありません。施術後は赤みやかゆみ、腫れなどが生じることがあることは知っておきましょう。もっとも、これらの症状は数時間~数日で治ることがほとんどです。
なお、ダーマペンの施術時に使用する麻酔は別料金になっている場合もあるため、カウンセリング時にあらかじめ確認するようにしましょう。
【まとめ】ダーマペンは痛い?痛みを緩和する麻酔についても紹介
ダーマペンの治療の効果と痛み、痛みを緩和するための麻酔について解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- ダーマペンはペン型の専用機器を使い、肌本来の治癒力を引き出す施術
- 16本の針を毎秒約120回振動させ、1秒間に1,920個もの穴をあける
- 針の太さは33G(外径0.2㎜、内径0.07㎜)で、髪の毛よりもさらに細い超極細針
- 真皮が刺激されて線維芽細胞が活性化され、コラーゲンの生成が促される
- シワや毛穴の引き締め、ニキビやニキビ跡、シミの改善が期待できる
- 極細だが針を使用するため痛みが生じる
- チクチクとした痛みで我慢できないほどの痛みではない
- 麻酔なしでも大丈夫という方もいる
- 鼻、額、頬、フェイスラインは痛みを感じやすい部位
- ダーマペンの痛みは麻酔で緩和できる
- 麻酔は局所麻酔剤を主成分とする麻酔クリームを使用する
- 麻酔を使用しても皮膚の薄い部分・骨に近い部分は施術時に多少の痛みをともなう
- 麻酔は肌の炎症を抑えるものではないので、赤みやかゆみ、腫れが生じることがある
- 麻酔は別料金になっている場合もあるため、カウンセリング時に確認する
ダーマペンは肌に無数の穴を一時的に作り、肌の自然治癒力を高める施術です。肌質の改善が目指せるだけではなく、薬剤や美容液と併用することでよりよい効果が期待できます。
ダーマペンの針は髪の毛よりも細い極細の針ですが、実際に針を刺すため多少の痛みをともないます。痛みに対する不安が強い場合は、麻酔の使用についてカウンセリング時に相談するとよいでしょう。ただし、医療機関によっては、麻酔代が別料金になっていることもあるので注意してください。
メンズトイトイトイクリニックでは、ダーマペン施術時の麻酔クリームは料金に含まれているため別途料金は必要ありません。医師による丁寧なカウンセリングとアフターケアも充実しているので、安心して治療が受けられる体制を整えております。
ダーマペンに興味があるものの痛みが不安な方は、まずは当院の無料カウンセリングにてご相談ください。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長
野田知路Noda Tomonori
福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。