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ダーマペンのダウンタイムや施術後のスキンケアや注意事項

ダーマペンのダウンタイムや施術後のスキンケアや注意事項

公開日:2022年01月24日 更新日:2023年11月29日

ダーマペンのダウンタイムや施術後のスキンケアや注意事項

最近、SNSなどでも話題の美肌治療のひとつ、ダーマペンについて聞いたことがある方もおられるかと思います。
しかし、実際にダーマペンとはどのような治療なのか、術後のスキンケア方法、化粧はいつからできるのかなど、詳しく知らない方が多いのではないでしょうか。
安心してダーマペンを受けるためには、治療の注意事項について理解し、術後のダウンタイムについて知ることも重要です。

この記事では、ダーマペン施術後のダウンタイムや術後の注意事項について解説します。
この記事を読むことで、ダーマペンのダウンタイムを短くするコツや、術後の過ごし方、アフターケアの方法を理解でき、下記のような悩みや疑問を解決します。

こんな事がわかる

  • そもそもダーマペンとはどのような施術なのか知りたい
  • なぜ術後にダウンタイムが必要なのか?
  • 施術後はいつから洗顔でき、化粧水や日焼け止めなどのメイク用品を使えようになるのか?
  • ダーマペンによるダウンタイムを短くするコツを知りたい
  • 施術を受けた当日は、お風呂に入ったり、運動することはできるのか?

ダーマペンについて

まずダーマペンについてご説明します。
ダーマペンは、マイクロニードルと呼ばれる髪の毛ほどの細い針を束ねた状態で、バネの力を利用して発射させ、表皮(皮膚の外側の層)と真皮(皮膚の内側の層)に微細な傷を人工的に作ることで、体の自然な修復能力を促すペン型の医療機器です。
ダーマペンを使用すると、皮膚の自然なコラーゲン生成が促進されます。その結果、なかなか治らなかった傷跡やニキビ跡、しわ、しみや色素沈着を改善し、皮膚の若返りが期待できます。
ただし治療の強さによっては、治療中にピンポイントで出血することがありますが、針が非常に細いため、皮膚の表面には傷跡を残すことなく治癒します。また、通常は出血が持続するものではありません。
そして、ダーマペンの針の動きは高速であるため、強い痛みを感じることはまれです。ただ基本的には、表面麻酔を配合したクリームを用いて麻酔が効いた状態での施術となります。

ダーマペンに必要なダウンタイムについて

ダーマペンによる治療を行なった後、どの程度の期間、またどの程度の頻度でダウンタイムが必要となるのか説明します。
まず、そもそもダウンタイム(downtime)とは、中断時間、中止期間などの意味がありますが、このような施術を受けた後のダウンタイムは、施術後に通常生活に戻ることができるまで休むべき期間や、皮膚に刺激を加えることを避けるべき期間を意味します。
ダーマペンを使用すると、数時間または1日後に皮膚が一時的に赤くなったり腫れたりすることがあります。このような皮膚の異常が認められる期間は、一般的にダウンタイムをとるべき期間だと考えられます。
とるべきダウンタイムの期間は、施術部位にどの程度の赤みが出るかといった個人差や、針をどこまで深く刺したかによって変わりますが、基本的には1〜2週間程度と考えておくとよいでしょう。

ダーマペンの注意事項

ではダウンタイムの観点から、それぞれ施術後、日常生活のなかでいつ頃から皮膚に刺激を加えるような行為をしてもよいかをご説明します。

洗顔はいつから?

ダーマペンによる治療当日の洗顔は避けましょう。これは洗顔によって、皮膚の血流が増加することが予想されるからです。
元々、顔は体の他の部位に比べると血流が豊富です。ダーマペンを顔に使用すると、他の部位よりも出血しやすいことがありますが、その理由はこのためです。
洗顔すると、ダーマペンを使用した部位の刺激となり、また血流が増加することでダウンタイムの症状が悪化することが懸念されます。通常はダーマペン使用後の翌日までは、洗顔は避けておくと安心でしょう。

化粧水はいつから?

皮膚の保湿を目的に使用される化粧水は、成分によってはアルコールが含まれていることがあります。そのほかにも、ダーマペンによる刺激を受けた皮膚にネガティブな影響を与える成分が含まれている可能性もあります。
したがって、施術後は数日間空けて、化粧水の使用を開始するとよいでしょう。

日焼け止めはいつから?

傷ついた皮膚が紫外線を浴びると、傷が色濃く残る色素沈着の原因になることが知られています。したがって、ダーマペンによる施術後は、できる限り日焼け止めなど利用することが賢明です。
ただし皮膚への刺激を考えて、日焼け止めは施術を受けて翌々日以降に使用を再開しましょう。またその間は、帽子や日傘を利用するなど、皮膚への負担の少ない方法で日焼けを避けましょう。

入浴はいつから?

ダーマペンによる治療の当日の入浴は避けるべきです。これは洗顔と同様、入浴によって皮膚への血流が増加し、皮膚の発赤が悪化することが予想されるからです。
ただし24時間が経過すれば、入浴しても問題はないと考えられます。多少の皮膚の発赤の悪化はみられるかもしれませんが、入浴後しばらくすると増加した血流も落ち着きます。

飲酒はいつから?

アルコールには血管拡張作用があり、そのために皮膚への血流が増加します。飲酒すると顔が赤くなるのもそのためです。
ダーマペン使用後、ダウンタイムの期間中の飲酒は、この血管拡張作用によって皮膚の発赤の悪化、出血の増加など、ネガティブな影響が予想されます。したがって、ダウンタイムの期間中の飲酒はできる限り避けましょう。

ワセリンはいつまで塗るの?

ワセリンは、しっかりと皮膚に塗り込むことで、皮膚の表面に油の膜を作ってくれます。それにより皮膚の保湿効果が高まります。
火傷や傷の治癒を促進する治療法として、湿潤療法と呼ばれる方法があります。傷の表面を湿った状態で維持させることで、傷が早く治ることが知られていますが、湿潤療法の主役がワセリンです。ワセリンを塗布することで、使用しないときよりも格段早く、しかもきれいに傷が治ります。
ダーマペンによる治療後も、ワセリンを毎日数回塗布することが大切です。保湿を継続することで、ダウンタイムを短縮させることも可能になります。
したがって、ワセリンはダウンタイムが終了すれば中止しても構いません。ただ皮膚の保湿を目的に、ダウンタイム終了後も継続してワセリンを塗布しても全く問題ありません。

【まとめ】ダーマペンのダウンタイムや施術後のスキンケアや注意事項

ダーマペンのダウンタイム、術後の注意事項や過ごし方などについて解説しました。
この記事では、下記のようなことを理解できたのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • ダーマペンとは、極細の針で表皮や真皮に傷をつけることで、シミ・ニキビ跡・シワなどを改善する、皮膚の若返りを期待できる治療
  • 施術後は患部が赤くなったり、腫れたりするなど、炎症を起こしやすいため、術後1〜2週間を目安にダウンタイムを取る必要がある
  • 施術を受けた後は、洗顔は翌日以降、入浴は術後24時間経過後、メイクは数日後から、ダウンタイム中の飲酒は禁止などの細かい注意事項がある
  • 術後は経過を観察し、炎症が落ち着いてから日焼け止めを使い、紫外線から肌を守ることが大切
  • ダウンタイムを短くするには、患部を冷やすことやワセリンによる保湿が有効

ダーマペンを受けたいけれど、ダウンタイムの副作用が心配な時には、無料でカウンセリングで質問や相談をして、不安を払拭してから施術に進むのがおすすめです。

メンズトイトイトイクリニックでは、一人ひとりの患者様に十分な時間をかけて、施術に付きものの疑問や不安を解消して、最適なプランを提案させていただきます。
ダーマペンのダウンタイムや施術後の注意点について詳しく知りたい方は、まずは無料カウンセリングにてご相談ください。医師、担当スタッフが丁寧に対応させていただきます。

医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長

野田知路Noda Tomonori

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛、アートメイク、糸リフトをメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷・池袋・新宿)で展開中。

常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

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