医療脱毛の保険適用・医療費控除について解説

医療脱毛の保険適用・医療費控除について解説

公開日:2021年11月11日 更新日:2021年11月23日

医療レーザー脱毛

医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック理事長・統括院長

野田知路Noda Tomonori

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。

常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

医療脱毛の保険適用・医療費控除について解説

脱毛というと、費用が高いというイメージがありますね。
できるだけ費用を抑えて安く脱毛したいと考える方も多いはず。
皮膚科やクリニックなどの医療機関で受ける脱毛であれば「保険証持参で安く受けられるのでは?」「“医療”という言葉がつく医療脱毛であれば、医療費控除の対象になるかも?」と思ったことのある方もいるかもしれません。
今回は医療脱毛における保険の適用や医療費控除について、詳しく解説します。

医療脱毛は保険が適用になるの?

医療脱毛は保険が適用になるのでしょうか。これには判断基準がありどのような目的でその治療がなされるのかによって、適用か否かは変わります。
医療脱毛は保険が適用になるのか、解説していきます。

医療脱毛は自由診療!だから保険適用外

日本は国民皆保険制度が導入されており、健康保険組合や共済組合など何らかの保険組合に加入しているため、治療費の2割から3割を支払うだけでいつでもどこでも基礎医療サービスを受けることができます。
この基礎医療サービスが意味するのは国が認めた必要最低限の医療サービスをいい、心身に支障をきたすようなケガや病気を治療するための医療行為を指します。そのため、保険が適用になる保険診療というのは「厚生労働省が定める疾患に対して規定通りの診療をすること」といえます。その点、治療目的であっても国によって認められていない治療法や薬の使用、美容目的の治療は保険適用外となり、自由診療として分類されます。
自由診療は保険が適用しないため、患者はかかる治療費の100%を支払う必要があります。
以上のことから、医療脱毛は基本的に治療目的ではなく美容目的であるため自由診療に分類され、全額自己負担となるのです。

デメリットばかり?自由診療のメリット

自由診療に分類されるものには医療脱毛のほかに、レーシックや歯科矯正、美容目的の整形手術、健康診断や人間ドック、予防注射、不妊治療などがあります。これらは歯並びをよくする、シミを薄くする、目を二重にするなど、容姿をより美しくする、悩みを解消するといった生活、強いては人生を豊かにする医療行為ともいえます。
自由診療というと治療費が10割自己負担になるため、良い印象を持たない方も多いかもしれません。しかし、自由診療だからこそできること、メリットがあります。
厚生省がまだ許可をしていない検査技術や先進医療、薬の処方であっても、患者個人のニーズや健康状態に合致している場合、処方を受けることができます。
また、自由診療の場合は医療機関が治療費を独自に設定できます。そのため、割引サービスの実施も可能です。保険適用の場合は、治療費が国によって定められているので、割引などで治療費が安くなるということは一切ありません。その点、自由診療における費用やサービスにはクリニックによって違いがあるため、患者は費用を含めて、どのクリニックにするのか選択することができるともいえます。
ただし、自由診療は国が承認していない技術や治療法、薬などを処方するため、思いもよらない事態に陥ることもあります。このようなリスクがあるということを念頭に、カウンセリングやクリニックによる説明をしっかり受け、納得したうえで治療を受けることが大切です。

医療脱毛で保険が適用になることも!どんなケース?

医療脱毛は基本的に自由診療であるため、保険が適用になることはありません。これは前述のように、治療目的ではなく美容目的であるためです。
しかし、まれに医療脱毛が治療目的だと判断され、保険が適用になることがあります。全国健康保険協会が定める病気を治療する目的として医療脱毛が行われる場合は、保険が適用になります。
例えば、体毛が異常に多い多毛症は疾患として定められているため、その治療には保険が適用になります。副腎や下垂体などの機能不順からホルモンの数値に異常があるなど、さまざまな原因によって体毛が多くなる多毛症は、医療脱毛やホルモン剤の投与などの薬物療法で治療していきます。
医師が多毛症の治療に医療レーザー脱毛が有効だと判断し、治療として処置をする場合は保険適用になります。しかし、薬物療法による治療が有効だと判断されることも多く、どの治療が適しているかは医師の判断によります。多毛症だと診断されたからといって、必ずしも医療脱毛が保険適用になるわけではないので注意しましょう。
ただし、医療脱毛を受けたことで火傷(やけど)を負ったり毛嚢炎が発症したり治療が必要になった場合は、その治療に対して保険が適用されます。これらは最低限必要な治療と判断されるため、保険適用のうえ、医療費控除の対象にもなるのです。

医療脱毛は医療費控除を受けられる?

基本的に保険の適用にならない医療脱毛ですが、医療費控除の対象にはなるのでしょうか。
医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間の間に、ご自身とその家族のために支払った医療費が一定額を超えた場合、支払うべき税金が減額される形で還元されることをいいます。
では、医療脱毛は医療費控除の対象になるのか詳しくみていきましょう。

自由診療の場合は医療費控除対象外

保険適用かどうかの基準は厚生労働省が定めていますが、医療費控除になるかどうかは財務省管轄の国税庁が定めています。判断基準も定めている省庁も異なるため、保険は適用にならないけれども、医療費控除の対象になることがあります。
例えば、不妊治療や先進医療、介護保険は保険適用にはなりませんが、医療費控除の対象にはなります。このように保険と医療費控除には違いがあるので、注意しましょう。
目安として、医療費が家族で10万円未満の場合は医療費控除の制度は利用できませんが、保険が適用であればほぼ医療費控除の対象となると考えておきましょう。
しかしながら、医療費控除の対象になるかどうかの判断基準は、その医療行為が治療目的か否かにかかります。そのため、美容目的である自由診療の医療脱毛は、医療費控除の対象外となります。しかし、身体に支障をきたし健康障害が危惧されるため、治療として医療脱毛が処置される場合は医療費控除の対象になります。
治療目的として判断され医療費控除の対象になるのは、どのようなケースなのでしょうか。次の項目で解説します。

治療目的であれば医療費控除の対象に

先ほど紹介した多毛症のほか、ワキガと呼ばれる腋臭症、過剰に汗をかく多汗症などの治療のために医療脱毛を受ける場合は、医療費控除の対象になります。
これらの症状を理由に医療脱毛を受けることになった場合は、医療費控除の対象になるか受診する医療機関に確認してみましょう。
そして、医療費控除の対象になる場合には、控除を受けるために確定申告をする必要があります。サラリーマンなどの給与所得者であっても確定申告をする必要があるため、医療費にかかる領収書などは大切に保管しておきましょう。

支払いが不安なら!医療ローンの活用を

基本的に保険が適用にならず、医療費控除の対象にもならない医療脱毛。しかし、まとまった出費が想定されるため、なんとか支出を抑えたいところ。そこで、選択肢のひとつとして医療ローンを検討するのがおすすめです。

医療ローンとは?

医療ローンとは医療機関専用のローンのことで、クレジットカードを使わず費用を分割して支払うことができます。保険適用外の医療行為に対しても申請することができるため、医療脱毛にも活用することができます。
医療ローンは金利が低い傾向があり、負担が少なく利用しやすいというメリットがあります。クリニックが提携しているローン会社の金利によっても手数料は異なりますが、クリニックが利息を負担している場合もあり、クレジットカードよりも低い手数料で申し込むことができます。そのため、毎月の負担を小さく抑えることができるでしょう。
身分証明書のほか、印鑑、通帳、勤め先やアルバイト先の住所や電話番号などを準備すれば、医療機関で簡単に申し込むことができます。医療ローンを活用すれば、まとまった貯蓄がなくても医療脱毛を始めることができるため、経済的なサポートとなってくれるでしょう。

医療ローンのデメリットとは?

医療ローンにもデメリットはあります。まずローンを組むには審査があるため、通らなければ活用することができません。しかし、アルバイトなどの安定収入があれば主婦や学生であっても、審査の上でローンを利用することができます。
またトータルの返済額には、月々の金利手数料が上乗せされます。月々の負担額は小さくても、トータルで支払う費用は手数料分高くなるので、無理のない返済計画を立てる必要があります。また途中解約する場合は別途手数料がかかったり、医療費の全額返済を請求されたりする場合があります。
返済計画や金利のほか、契約内容を十分に把握したうえで申請するようにしましょう。

保険適用外&医療控除対象外でも医療ローンでトライ!

医療脱毛は基本的に保険適用外であり、医療控除も対象外です。
しかし、医療ローンがあるため、高額になりがちな医療脱毛でも月々の支払い額を小さくすることができます。
身体に支障をきたすことではないにせよ、ムダ毛の悩みはつきないもの。医療脱毛であれば半永久的にムダ毛による悩みから解放されるため、始めるなら早いほうがベター。
自由診療の医療脱毛だからこそ、キャンペーンや割引サービスも充実しており、クリニックによってはお得に施術を受けることができます。
まずは医療ローンをはじめ、どのような費用補助にまつわるサービスがあるのかも視野に入れて、検討してみましょう。

参考文献・参照元

5周年記念 最大16万円以上割引+新宿開院記念 全身脱毛1回プレゼント